Q: grandeの解説もお願いします。
内山様: これは布シェードを使っています。基本的なヨーロッパのスタンドはみんな布シェードです。布シェードは下と上に明るさが出て、横の部分は柔らかい光が出来るが眩しくない。昔からあるのだが、理想の光は布シェードといえる。普通デザイナはちょっと馬鹿にしてしまうのだが、布シェードのスタンドは使ってみると最終的には一番よい。眩しくない。明るさ感はあるが、見た目にまったく眩しくない。眩しくないが、反射になるので、光は拡がる。
その布シェードのものを、現代の行灯みたいな感じで考えたものです。スタンドのバージョンでは、効率よく部品が外れるようになっており、一枚の薄い形にして輸送できる。世界に輸出する場合の輸送の点も考えてある。
なおかつ、三点で支持しており、スタンドとして倒れないようになっている。バリエーションも出来る、テーブルスタンドもある。ペンダントも大小あることによって光の拡がりの幅も変わり、入れられるワット数も変えられる。そうすると大きな光のものを柔らかい光でとるということが出来るようになる。大きさにも理由があるということですね。
Q: grandeのシェードでは白、黒とカラーのバリエーションもありますね。
内山様: ブラックというのは実際なかなか使われることは少ないが、インテリアを引き締めるという役目がある。今、世界的に黒の潮流がある。店舗、インテリアとして是非使ってもらいたいということでバリエーションに加えました。実際に黒もよく売れています。
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