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TOPページ > DCSのクラフトマンシップ > 人と人を繋ぐ旅
 
ワークショップ「股旅デザイン」
Q: そのころの活動が股旅デザイン(注4)につながっているのでしょうか?

村澤氏: そうですね、股旅デザインはこの展示会のために降って湧いてきたキーワードなんですけど、実際にはBC工房(注5)と出会って、何かを開発しようといったときにその鈴木さんが作った言葉がワークショップって言葉だったんですね。

星野さん(注6)から紹介されて、星野さんがこういうものづくりをした言っていたんですけど、「デザイナー先生に図面を書かせて、それを作ってやるんじゃ意味ないだろ、若いやつ紹介するから、工場で打ち合わせする商品開発をしよう」て言って、僕らが参加したわけですね。だから毎月一回工場に行って、打ち合わせするんですよ。こういうワークショップスタイルのデザイン面白いんだよって始まったのが、僕のワークショップって工場でデザインするきっかけだったんですよ。でそれをやってたんでそういうやり方をしたいって、色んな工場に出会うたんびに僕は工場で仕事をさせてくださいって。

DCSさんと出会った時は最初はショールームで打ち合わせただけだったんですよ。でもその後ずい分たって出向いて行った時は工場見せてください、工場見せてくださいって話になっていって。まあそういう形で、そこがきっかけで現場でワークショップをするてスタイルをやっていくなかで、最終的に、今回こう股旅デザインにつながっていったんですよ。


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kogane(こがね)にはペンダントライトもあります。
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股旅デザインロゴマーク。

Q: 村澤さんの考える「日本のやり方」はイタリアとどういうところが違いますか?

村澤氏: イタリアの場合はそもそもが最初の出会いからフレンドリーですから、なんていうのかな…、最初に工場に行くと何するかっていうと、まず一緒にメシを食おうってとこから始まっちゃうわけですよ。一緒にものづくりをしようっていう方。で経営者なんかは「おれの行きつけのレストランでおいしいタコ料理があるから食いに行こう」とかって。

DCSさんとはそういう関係なんですけどね。町田社長が、そういうノリでしたから、最初っから。打ち合わせ行って、「んじゃあ打ち合わせはこのくらいでいいじゃん」とか言って、5時くらいからそわそわし始めて、おいしいもの食べ行くぞー、みたいな感じになってましたから。非常に、DCSの社長はラテンのノリだなと僕は勝手に思ってるんですけども(笑)。

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会場に飾られている布に写っているモデルは木工メーカーの職人さんたち。職人さんを大切にしている気持ちが感じられる。

日本と大きく違うってまあ人の問題だと思いますよ。それができるとことできないとこがあって、もう工場でやるにしてもちゃんと時間を決めて、打ち合わせをしっかりやって時間がきたら、はいサヨナラっていうメーカーもやっぱりありますよ、それは。いくら僕が工場に入り込んだって。それは、その、人間のノリみたいなものもありますから。だからこっちがよくて、こっちが悪いということはないんですけど。

Q: 村澤さんにあったスタイルを日本で作り上げていったということですね。

村澤氏: そうですね。結果的にそういうやり方と、縁が深い人たちがいまここにいるっていう感じでしょうかね。特に工場ワークショップの素晴らしさは何かっていうと実はまだ僕もわかってなくて、僕はそのやり方が好きで、やってみたら性にあってて、で巻き込んでみたら皆さんノってくれてるっていうような、状況ではあるんですよ、実際のところは。

注4)股旅デザイン
約15年間、全国各地の工房やメーカー、ショップと関わり、手を動かしながらデザインを紡ぎだす村澤さんデザインワークの総称。2008年11月に個展が平安工房(東京・神保町)にて開催された。 
http://www.matatabidesign.com/

注5)BC工房
ビーシー工房株式会社 
http://www.bc-kobo.co.jp/

注6)星亀木工所
有限会社星亀木工所/星亀椅子工房 
http://hoshikame.com/


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イタリアへ留学。もの作りに対するイタリアと日本の違いワークショップ「股旅デザイン」DCSでの活動について
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特集アーカイブ
2008年12月更新 第5回 人と人を繋ぐ人
2008年6月更新 第4回 理想の光を求めて
2007年9月更新 第3回 木の仕事師
2007年7月更新 第2回 竹とともに生きる
2007年6月更新 第1回 守られ続ける品質
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