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DCSの照明デザインについて

Q: hashira(はしら)、takekago(たけかご)、kogane(こがね)、コンセプトとデザインについて聞かせてください。

村澤氏: まずhashiraからですが、僕がミラノの照明を見たときにいちばん衝撃を受けたのは、照明器具がちゃんと家具になっていたということなんですよ。それまで僕にとって照明器具っていうのは照明「器具」だったんですよ。

日本って、アパートって引っ越しても照明だけ付いてるじゃないですか。部屋入って照明つけると一応は部屋が明るくなるんですよ。マンションなんか買っても照明が設備なんですよ。組み込みで。だから買うときに電装メーカーのカタログから設備として選んで工事されちゃうみたいな、あれがね、実は凄い不思議だったんですよ。僕は。


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すっきりとしたデザインのhashira(はしら)は周りの家具にも左右されない。商品詳細はこちら
  だからとにかくDCSさんと出会ったときに、一番やりたかったのは家具としての照明だったんですよ。家具らしい照明器具を作りたい。っていう。家具としてたたずまいのあるものを。1つには消えているときに綺麗な照明を作りたい。照明器具って照らすのが機能だから、照らしているときの明るさだとか、そういう話ばっかりするんですよ、皆さん。

だけど僕って、照明ってついているときより消えているときの方が時間長いですよねって。昼間だって使わないわけですから。

家具としてやる以上消えているときに綺麗な照明器具を作りたいからこのhashiraっていうのは意味があるんだということをとうとうとお願いして、作っていただいたんですよ。非常に綺麗に作っていただいて、スイッチの位置なんかも意味のある位置に作っていただいて、消えているときにちゃんと綺麗なものができたなって思えたのが、やっぱり僕は、DCSさんをお付き合いしたときに、ああ、こういうことがやれたっていう満足感があったんですよ。


だから照明器具を作るっていうときにぼくは実は、あかりのことは良く分かってなかったんですね、そのときすでに(笑)。ただ、佇まいの綺麗なものを、消えているときに綺麗なものをという照明器具にあるまじき発想だったんですね、それは(笑)。でも、結果的にそれが受け入れられたのはすごく嬉しくて、リリースしてまあまあ今のところこれがなんとか定番に育ってくれて。

それがあってtakekagoとかkoganeもあるんですね。そこにあるっていうことまず見せておきたい。消えててもtakekagoは綺麗ですよね。で見た人がつけたときに浮かび上がる竹の節のラインが綺麗だとかいうと凄く嬉しいし。

takekagoの時はさらにもう1つあったのは「さわれる」照明器具を作りたかったんですよ。手でさわる。昔は火ってものは手で操作したんだけど、明かりっていうのは今デジタルで操作される世界になっちゃったんで、takekagoのときはもう一度、人間が手で明かりを操作していた時代の、感触を取り戻したいっというのがテーマでしたね。

それがやはりなんとなく形になって、うまくこう、提案にもつながったかなと。

 
シェードが竹なので熱を持たない。手で触れる照明takekago(たけかご)。 角度も色々変えることができる。
商品詳細はこちら

さらにそれがkoganeにいったときにやっぱり、その二つが融合してるんですよ。1つにはまず消えているときにkoganeは綺麗なんですよ。こうやって(実際につけて見る)見ちゃうと、透過光だけが格好よく見えちゃうんですが、これ消すとですね、本当金箔が綺麗なんですよ。もう、ホント消えているときのほうが僕は綺麗なんじゃないかというくらい。金箔が。つやっとなっているのがつけた瞬間に劇的に変わるんですよ、表情が。僕だから、照明はつけたときだけじゃないと思うんですね。

つけるとか消すという非常にデジタルな操作なんだけど、それがもたらす表情の変化だとか、空間に対する影響力って、照明にとって、すごくあると思うんですね。 僕が他の照明デザイナーと唯一違うのは、その物が「在る」っていう状況をちゃんとつくりたいんですよ。照明として明るいとか、光の効果が美しいっていうのはもちろん考えなくてはいけないんですけど、まずその物が存在するっていう形をちゃんと作ってあげたいんですよ。


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消えているときも美しいkogane(こがね)。
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  僕がDCSさんと一緒にやる照明は、形として面白いとか、ユニークであるということはあんまり考えていないんですね、実は。もっと普通でいいんだけど、あるってことに違和感の無いもの。みたいな。それがより家具的でありたいと思っています。消えているときにも存在が許されるものであって欲しいんですよ。僕もDCSさんとのお付き合いの中でそういうものがなんとなく掴めて来たかなっていうのはあります。

デザインって結局はその関係性によって生まれると思うんですよ。僕が出した図面についていいとか悪いとかじゃなくて、それを楽しんでくれた人がいるとかいないとかの判断。実際そういう経験はいくつもしてますからやっぱり、描き方が悪かったのかな、とかいっつもそういう部分で感じているのはありますよね。

村澤氏の照明デザインはこちら

 
村澤氏のインタビューの途中、気がついたことがある。村澤氏はつねに笑顔が絶えないのだ。人は対面する人の笑顔につられて笑顔になってしまう特性がある。「笑い」という行為は脳の快楽物質ドーパミンを活性化させ、思考をポジティブにしてくれるという話を聞いたことがある。 村澤氏と話をしていると、「この人とだったら、何かわくわくするものが作れるかもしれない。」と思えるのだ。これが村澤デザインの一番の力なのではないかと感じた。

2008年12月更新

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2008年6月更新 第4回 理想の光を求めて
2007年9月更新 第3回 木の仕事師
2007年7月更新 第2回 竹とともに生きる
2007年6月更新 第1回 守られ続ける品質
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